超大型国際連続ドラマ「THEHEAD」(全6話)の第1話が、2020年6月12日22:00からHuluで独占配信されています。
Huluによると、6話まで、毎週金曜日22:00に配信される予定です。
THEHEADは、山下智久がメインキャストとして出演する日欧共同制作ドラマ。
エミー賞受賞プロデューサー総指揮ということで、内容にも期待できそうです。
物語の舞台は「南極科学研究基地ポラリス6」。
この場所では、世界屈指の生物学者アーサーを含む10名の越冬隊を残し、夏期隊員たちが南極を去ることに。
越冬隊の6ヶ月の長い暗闇が南極に到来する、極限状態のなかで人間同士の心理戦がはじまる。
といったストーリー展開となっています。
彼のこの作品に対する思いなどは、以前からニュースなどをみて聞いていたので、この作品をおもしろくしてくれるはずだと感じていました。
うれしいですよね、日本の役者が世界を舞台にご活躍されていて、本当に日本人として誇りに思います。
アイドルとして今まで活躍し、近年では「コード・ブルードクターヘリ救急救命」で演技の幅をよりいっそう確立し、
中国と香港合作映画「サイバーミッション」では、海外作品に挑んでみせた経験が、よりいっそう今作の演技に拍車をかけてくれるに違いありません。
そして演技にとどまらず歌でも才能を披露し、今作のために作詞した楽曲は「エンディングテーマ」を歌っています。
今作は、普通のドラマと違って、南極を題材に描いています。
それだけでも見る価値はあると思いますが、南極を想像しながらみることができます。
実際にロケ地は南極かというと違います。
THEHEADは全て海外で撮影されており、スペイン・テネリフェ島とアイスランドの2カ国で約3ヶ月にわたり撮影が行われたと発表されています。
今回は1話を見た感想を述べていきます。
製作総指揮:RanYellem(ラン・テレム)
エンディングテーマ:「NightsCold」歌:山下智久
キャスト
アキ・コバヤシ:山下智久(微生物学者)
ヨハン・ベルク:アレクサンドル・ウィローム(夏期基地隊長)
マギー・ミッチェル:キャサリン・オドネリー(医師)
アーサー・ワイルド:ジョン・リンチ(生物学者)
エリック・オスターランド:リチャード・サメル(冬期基地隊長)
アニカ・ルントクヴィスト:ローラ・バッハ(遺伝学者)
エバ・ウルマン:サンドラ・アンドレイス(基地看護婦)
ヘザー・ブレイク:アメリア・ホイ(コンピューター担当)
ラモン・ラザロ:アルバロ・モルテ(基地調理師)
マイルズポーター:トムローレンス(通信担当)ニルス・ヘドランド:クリス・ライリー(基地技術者)
Hulu公式サイト
https://www.hulu.jp/static/thehead/
「みどころ」
序盤としては、「半年続く極夜前」の日から物語は始まっていきます。
夏期隊員たちが任務を終え去るので最後のパーティーをしています。
先ほど述べた、「半年続く極夜前」がなんのことだかわからないと思いますので説明すると、
「極夜とは」、南極や北極でしかみることができない現象です。
南極や北極では、1日中太陽が昇らない現象がおこります。
これは冬季におこる現象で、太陽が昇ってこない分その寒さは過酷です。
太陽が昇らないので、もちろん暗い状態が続きます。
反対に、白夜は太陽が沈みません。
南極や北極の夏期に起こる、1日を通して太陽が沈まない現象のことです。
撮影されたアイスランドは、白夜や極夜がおこることでも有名な場所です。
そのような、半年続く極夜前の最後の昼から物語は始まっていきます。
みんなで和気あいあいと楽しんでいる姿で進んでいきます。
1話では、山下智久が演じる、アキ・コバヤシと医師のマギー・ミッチェルは仲良しな関係にみえます。
隊員たちのほとんどが「遊星からの物体X」の映画をみています。
部屋のソファーの端で2人もその映画を座ってみています。
アキ・コバヤシがマギーに言います。
「遊星からの物体Xを見て越冬隊の結束を固める」
「遊星からの物体X」とは、1982年のアメリカのホラー映画です。
ジョン・W・キャンベルの短編SF小説、「影が行く」が映像化された作品です。
この作品は、南極基地に現れた地球外生命体の怪物に立ち向かう観測隊員たちを描いています。
ポラリス6の越冬隊は、この作品をみて、6ヶ月間頑張ろうとする伝統があるようです。
みんなが「映画」を見ている途中で彼女は、休憩のために外でます。
ふと空を見上げるとオーロラをみます。
このオーロラも極夜に見られる現象です。
1度は見てみたい現象ですが、作品でみたオーロラもけっこう神秘的で美しい映像でした。
そのあと彼女は、親とはぐれてしまった弱ったアザラシのこどもを助けようとしますが阻止されます。
彼女は自分の部屋で横たわりながら、弱ったこどもの鳴き声だけを聞いています。
【それから6ヶ月後】
ポラリス6に戻ったヨハンベルクたち(夏期基地隊長)。
その後から突然このドラマが恐ろしくなっていきます。
ほんの少しだけネタバレします。
率直に言うと越冬隊たちのほとんどが殺されてしまいます。
なのですが、「助かっていた人と見つからない人」がいるんです。
助かったのは「マギー・ミッチェル」
その後、生き残った「マギー」の記憶を頼りに物語が進行していきます。
この演出が僕にとって、次もみたい!
そう感じていました。
この作品は、おもしろい予感がします。
そして、犯人は誰なのか気になるところですが、難しいです。
1話の段階では、彼女が話している想像の中でしか真実は語られていません。
それに、彼女が嘘をついている可能性もないともいえません。
あれだけ苦しんでいるマギーが演技だとしたなら、すごい女です。
そう考えると、なぜ彼女だけが生き残ったのでしょうか?
そのような推理ができるところもみどころだし、「アキ・コバヤシ」はどこで何をしているのか気になります。
山下智久さんがエンディングまで担当しているとなると、アキ・コバヤシが犯人なのか?
そんな妄想も膨らんできます。
日本でこの動画を見たいなら「Hulu」だけ、独占配信です。※(2020年6月時点)
Huluだと何度でもみれます。
「推理したくなる演出」
おもしろいのか、感想は?・・・というと、
この作品が面白いのかヒドイのかというと、当然みた人によると思います。
サスペンスやミステリーでよく出てくる、血を見るだけでも嫌いだと感じる人もいます。
しかしながら、1話をみて一言でいうと、2話が見たいというのが僕の感想です。
僕はミステリーやサスペンス系も好きで、東野圭吾などの事件モノもよく見ますが、
1話の内容をみてみると、やっぱりスケールが違います。
世界の物語だなという思いと、圧倒的に衝撃的なものに仕上がっているのではないかと感じています。
例えば、死体が転がっているポラリス6で、マギーが厨房の中のキッチンの下の収納棚から見つかるという不自然さ。
みんなが殺されてしまったあと、その間、彼女はずっとその中にいたのでしょうか?
壁についていた血を夏期基地隊長と一緒にいた「ミケル・カールソン」は「新しい血じゃない1周間以上前」だと言っています。
だとしたら、彼女はご飯やお風呂はどうしていたのでしょう。
夏期基地隊長たちがポラリス6についた時、
その時間帯に隊長らが帰ってくることは知っていたのでしょうか、それとも知らなかったのでしょうか?
知っていたのに、なぜ隠れていたのか、知らなかったのなら、鍵をかけて隠れていた原因はなんだったのか?
推理にも拍車がかかります。
そういった、謎の部分がよくできていて、次が見たいと思ってしまいますよね。
通信担当のマイルズポーターをやったのは誰なのか?
そして、いなくなってしまった、夏期基地隊長の女房も気になります。
女房からヨハン・ベルクへのメッセージもみつかっていますが、
実態はまだ見えてきません。
「最後に」
山下智久さんの曲もグッときますね。
彼の演技は、どこかミステリアスな部分を抱えている役が多いですが、
全編英語という難しい役をこなしていて、本当に嬉しいです。
まさに今作にぴったりの役だと感じています。
彼の役名である、アキ・コバヤシって、日本人が考えた名前っぽいなと感じていたのですが、
実は山下さんが名付けたそうです。
記者会見で彼は、アキという名前についてこういっています。
「アキ」は日本語で「秋」暑くも寒くもなる季節です。
アキは頭がよく、強くて直感的。
「仕事にいつも一生懸命だと思います。と同時に、
ミステリアスな面も隠し持っていて、とても興味深い人物。」
なぜか彼の言葉の中に、犯人の探しのヒントがあるような気がしてきました。
また、キャサリン・オドネリーの演技にも注目しています。
彼女が出演している作品を見るのは今回がはじめてなので、どんな演技をするのかとても興味があります。
第2話の放送が楽しみです。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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