Netflixおすすめドラマ「イカゲームで行われるゲームの感想」

Netflix独占配信の韓国ドラマ「イカゲーム」の配信が開始されていますが、
この作品、率直にいうと怖い内容だったと感じています。

作品を観る前に感じたのは、イカゲームで行われるゲームとはなにか?

不気味で気になってしかたなかったのですが、

やはり、Netflixでランキング上位にいるだけあって、衝撃的な作品でした。

人の命を無視してどんどん人を殺していく作品になっています。

「バトルロイヤル」を思い出すような光景でしたが、

良い子には見せない方が良いと個人的には感じています。

あまりにもハードすぎる演出のため、ちゃんとした善悪のある大人のみがみるべき作品だと僕は感じています。

こういったシチュエーションに影響される人も少なくないと思っています。
(年齢が若いと脳がそれに対し反応しすぎてしまいます)

だからこそ、エンターテイメントとして善悪の判断が正しく行える成人におすすめしたい作品なのですが、

①イカゲームで行われたゲームのどこが恐ろしかったのか。
②イカゲームで行われたゲームとは一体なんなのか?
③この作品のどこがおすすめなのか。

そういった部分の感想を述べていきたいと思います。

 

・「キャスト」

ソン・ギフン役(イ・ジョンジェ)(主人公)
チョ・サンウ役(パク・ヘス)
カン・セビョク役(チョン・ホヨン)
オ・イルナム役(オ・ヨンス)
アリ・アブドゥル役(トリパティアヌファム)
ジヨン役(イ・ユミ)

チャン・ドクス役(ホ・ソンテ)
ハン・ミニョ役(キム・ジュリョン)

ファン・イノ役(フロントマン)(支配人)(イ・ビョンホン)
ファン・ジュノ役(ウィ・ハジュン)


~他

 

「イカゲームの恐ろしかったところ」

この作品の主人公ソン・ギフン役は「イ・ジョンジェ」。
韓国の俳優さんなのですが、この俳優さんがとっても個性的な演技で、彼が出ている作品は今まで何度もみてきました。

イ・ジョンジェの代表的な作品はたくさんありますが、僕がそのなかでも1番好きなのは「10人の泥棒たち」です。

10人の泥棒たちでは、リーダー役の「ポパイ」を演じています。

10人の泥棒たちで、この俳優さんの演技は本物だと感じていましたが、

今回の作品、「イカゲーム」でどう演じていくのか興味がありました。

イカゲームでは、イ・ジョンジェが痩せて別人になっていたので最初は気づきませんでしたが、

時間がたつにつれて、あーなるほど・・・と哀愁あるその風格でわかりました。

そのあと、すごく興味があったのでついつい最後までみてしまったのですが、

イ・ジョンジェは今回、ソン・ギフン役で主人公を演じていますが、また今までとは違う形の役作りをしているかのようでした。

次、またその次を何度もみたくなる、そんな俳優さんです。

なぜでしょうか、理由がわかりません?

自然となぜか見たくなる。

それしかありません。

だからこそ、今作の凄さ、切なさ、苦しさ、悲しさ、愛と罪、友情、命の尊さ、

すべての要素がつまった作品だからこそ、ついつい心に突き刺さってしまいます。


この作品は、心の中に突き刺さる部分が多い作品だと感じていますが、

韓国作品といえば、最近では恋愛作品が目立ちますが、暴力作品も数多くあります。


だからこそ言えるのですが、暴力の形を、子供のころ楽しんだ、「ゲーム」に落としこんで韓国作品に完成させたということが、また違った見方ができたし、今までにあった作品のようななかったような見せ方に驚きと興奮が同時にきたという感覚におちいりました。

この作品のように、賭け事でお金を獲得しようとする主人公の作品は昔からあるのですが、
日本でも賭け事を演出する作品はたくさん作られています。


最近では、賭けグルイやカイジが代表的な作品になっていますが、

「カイジ人生逆転ゲーム」では賞金を稼ぐために命がけでゲームをしていきますが、

その設定と似た感じはしたものの、カイジより勝ち負けがストレートになっています。

つまり、イカゲームの方が勝ち負けの設定が単純すぎてわかりやすいとも言えます。

そう考えると、あまりに卑劣で、残酷しかない。

そんな韓国ドラマを見た気がしてきます。


例えば賭けグルイでの話ですが、掛けにミスをしたからといって、簡単に拳銃で人を殺すことはありませんでした。

カイジでも、結果的に「バトルロワイヤル」のように行き過ぎることなく最悪ではない形を演出をしています。


それだけに、この作品「イカゲーム」は簡単に人がバンバン殺されていくといったシーンが多く、
こんなものを見て、楽しいと感じる人がいるのか?と最初はそう感じてしまうほど恐ろしく感じられるドラマでした。

僕の青春時代中盤では「拳銃で人を撃つといったドラマは」あぶない刑事が主流でした。


あぶない刑事って全然あぶなくないだろっと感じてしまったのがこの作品、「イカゲーム」です。

怖さと正義と悪との攻防がある物語ですが、ここまで、悪が悪であることになんのためらいもない作品はドラマの分野でも新たな時代が訪れた気がしています。

この作品の怖さはなんといってもゲームに負けたら死んでしまうということ。

1回のミスで終わってしまいます。

そんな中、主人公のソン・ギフンはゲームに勝ち残っていくのですが、
ゲームに負ければ殺されてしまうという恐怖の中で、彼自身の中にある正義をつらぬいていきます。

それとは反対に、ゲームに勝つために人を裏切っていく敵や仲間たちがいます。

ゲームに最後まで残って勝てば大金を手に入れることができますが、

大金を手に入れるためには勝負に最後まで勝ち続けなければなりません。

勝って最後の1人になれば、負けた人のお金すべてが手に入るのです。


そのため、強制的に勝負をさせられ、負ければ即死といった状態の中で、

ソン・ギフンたちは、ゲームに勝つために知恵をしぼり、仲間たちと協力しあっていくのですが、

最終的に仲間を裏切らなければゲームに勝つことができない状況になっていきます。

そんなゲームの内容ですが、恐怖すぎる展開の連続です。

ゲームの内容は、子供の頃に遊んだ、日本でも馴染みのあるゲームです。

イカゲームで行われるゲーム

・第1ゲーム「だるまさんがころんだ」(1話)

「だるまさんがころんだ」は日本でも子供の頃に流行ったゲームです。
1人が立ち木に向かって目を隠し、「だるまさんがころんだ」と言えば後ろにいるみんなが動くことができます。
「だるまさんがころんだ」と言ってその後振り向き、後ろで動いている人がいればその人は負けになります。
こんな懐かしい子供の頃のゲームでそんなことするか?
そう感じながら、必死にだるまさんがころんだをしている大人同士の演出に、恐怖と懐かしさがごっちゃになってしまいました。


・第2ゲーム「型抜き」(3話)

丸いケースの中に入っている砂糖で作られた形をしたものをくり抜いていくというもの。型は、☆、○、△、☂があります。

この形を針のようなもので型抜きします。

形が崩れてうまく型を抜くことができなければ負けになります。

韓国ではこのゲームが流行っていたんですね。

日本でもこのようなお菓子で遊んだような記憶が?

ゲームの内容がシンプルだけに、攻略する参加者たちの知恵がたしかに楽しめました。


・第3ゲーム「綱引き」(4話)


高所で綱引きを団体戦で行うというもの。
高所での綱引きなので、負ければ下に転落します。
このゲームもシンプルで、子供の頃学校の運動会などで行った記憶が蘇ってきますが、
綱を引くこの競技は知っている方も多いと思います。
力が強い方が勝つ確率が高いでしょう。
ですが、このドラマをみて、綱引きで勝つ方法があることは知りませんでした。
綱引きで勝つための考え方や、やり方がありその方法が楽しめました。


第4ゲーム「ビー玉遊び」(6話)

二人一組になります。
お互いがビー玉10個ずつを持ち、合計20個のビー玉を暴力なしで奪いあうゲーム。
持ち玉のビー玉10個をパートナーに奪われたら負けとなります。

お互い気の合う相手とパートナーになったのですが、
なんとお互いが勝負をしなければならないといった展開になります。

ビー玉ゲームもいろいろなやり方がありますが、

基本的なやり方は手にビー玉をもち握ります。

パートナーの手の中にあるビー玉の数を奇数か偶数かで当てるというゲーム。
昔遊んだ記憶がまた蘇ってきましたね。

勝てば手の中にあるビー玉全部をもらえます。


ソン・ギフンはオ・イルナム役のおじいさんとパートナーになります。
2人はカンブになるのですが、このおじいさんの演技が最高に良いです。

カンブとは、ビー玉やめんこなどをお互いに共有できる「同じ組」(友達)を意味する言葉です。

カンブだから、といったおじいさんの演技・・・切ない気持ちにさせられました。


第5ゲーム「飛び石渡り」(7話)

ガラスの橋がかかっています。

一つは普通のガラスで1人飛び乗ればガラスは割れてしまい、下に転落します。
もう一つは強化ガラスで2人飛び乗っても割れません。

強化ガラスを選び進みます。

18組のガラスを通過しゴールまでたどり着くことができればクリアです。

どちらかを選ばなければならないこのゲーム。

なんとも過酷で恐ろしいゲームですが、ガラスを職業としている人物が登場してきます。

どちらが強化ガラスで、どちらが普通のガラスなのかわかる人物です。

ですがこの人物も下に落とされてしまいます。


最終戦「イカゲーム」(9話)

イカゲームは昔韓国の子どもたちに楽しまれていた遊びだそうです。

日本でもこれに似たゲームで遊んだような記憶があります。

いろいろ遊び方があったので記憶がさだかではないですが、敵が陣地に入り踏まれると負けてしまう遊びは日本でもありました。

最終戦は、主人公のソン・ギフンとネタバレになってしまうのでここでは控えますが、
もう1人が戦うことになってしまいます。

つまり、最終戦は1対1の勝負になります。


イカゲームのルールは、1つ目は攻撃側が絵の内側に入りイカの頭を足で踏めば攻撃側の勝ちとなります。

2つ目は、内側に入ってきた攻撃側を外に押し出せば守備側の勝ちとなります。

3つ目は、どちらか一方が続行不能な状態になったら残った側の勝ちとなります。


2人は戦っていきますが、ゲームの内容としては押し出すか押し出されるかといったシンプルな内容なのですが、攻撃側は最初の段階ではハンデとして片足しか使えません。

しかしながらイカの首をまたげば両足が使えます。

ここを超えるか超えないかで勝負が変わってきます。

両者とも当然力と力の戦いになっていきます。

物語でどちらが勝ったにせよ、すごく悲しい結末がまっていました。

 

「イカゲームのおすすめなところ」

この作品のおすすめなところは、なんといってもイ・ジョンジェの演技が最高に良かった気がしています。

この俳優さんが立っているだけで何故か見入ってしまうほど演技力が抜群です。

特に目立つわけでもなく、特に凄みがあるわけでもなく、特に輝きがあるわけでもありません。

この作品の役どころにちょうど最適な演技ができているので、見ていて飽きがこなかった気がします。


そして、おじいさん役のオ・イルナム役を演じたオ・ヨンスの演技も良かった。
とても懐かしい感じがして、とてもぬくもりがあるような演技で愛着が湧くといった感情が芽生えてきます。
このおじいさんの存在がとても作品に深みが出ているような気がしてきます。


そして、フロントマン役として出演しているイ・ビョンホン。

今まで数々の作品に出演している、言わずとしれた韓国俳優です。

イ・ビョンホンの作品も数々みてきましたが、フロントマンがイ・ビョンホンというのも良かった。

しかしながら、フロントマンの「ファン・イノ」がどうしてフロントマンになったのかがとても知りたくなってきました。

この作品では、失踪したファン・イノを探そうとする弟の存在があります。

弟は兄を探そうとこの会場まで密かにたどり着くことができたのですが、

失踪した兄と弟は変な形で出会うことになってしまいます。

それが、フロントマンと大きく関わってくるのですが、このあとのフロントマンの行方がとても気になってきますし、このゲームを作った張本人は一体誰で、何を目的にしているのか、なぜフロントマンはそんなことをしてゲームを進行しているのか?


本当に疑問だらけで続きがもっとみたくなってくるはずです。

そう考えると、物語がとても良くできている感じがします。

だからなのか、話の内容に飽きがこなかった気がします。


よくある話では、単純に作品をみてもおもしろくないでしょうし、愛とか正義とかいっても、おもしろくないものは、当然おもしろくありません!


しかしながら、この作品の主人公は何があろうと自分の中にある正義をつらぬいていきます。


正義と悪、そして登場人物たちの死によって、愛と絆、人と人の関わりにある悲しみや命の大切さを感じることも堪能できたように感じています。

 


そして、主人公たちだけではない、登場人物たちの演技力が作品を底上げしています。

 

プレイヤーのチャンドクスを演じるホ・ソンテの悪者を演じる少し不器用で小心者な演技も抜群に楽しめたし、ハン・ミニョ役を演じたキム・ジュリョンの強い者に入ろうとするためのセリフや、ゲームで生き残るために言うセリフや手口が妙におもしろかった。

この作品、ほんと強烈過ぎます。


普通のアクションや普通のギャンブル作品を超えている内容だけに、見応えは十分ありました。


Netflixおすすめです。