【七つの会議】を観た映画の感想~この映画をサラリーマンたちにオススメしたいそのワケとは!

2013年に東山紀之主演でNHK総合の土曜枠でドラマ化された「七つの会議」が”2019年2月1日劇場公開”されています!

今回は、映画「七つの会議」を観た感想をお伝えしたいと思います!

 

【監督:福澤克雄】


映画「私は貝になりたい」で初監督。

「下町ロケット」では新鮮なインパクトを残しています。


ドラマや映画の演出まで行っている監督です。小説家、「松本清張」のドラマ、砂の器を演出したり、3年B組金八先生の演出をしたりと、
日本でも高視聴率をとれると言われているディレクターで、名監督です。ドラマ、半沢直樹もこの監督が手がけています。

前作の映画でいうと東野圭吾原作の「祈りの幕が下りる時」の演出を行っている監督。

阿部寛、松嶋菜々子主演の映画ですが、東野圭吾作品をうまく演出していたのではないかと思います。

福澤克雄監督といえば、監督もディレクターをしていた1995年のTBSドラマ「愛していると言ってくれ」を思い出していました!


北川悦吏子脚本の作品です。


僕の中では、「愛していると言ってくれ」がテレビ放送された時はもう衝撃的でした。

豊川悦司、常盤貴子主演のドラマなのですが、内容がとてもおもしろかった。


「DREAMSCOMETRUE」の主題歌「LOVE LOVE LOVE」の歌と脚本と演出がすべてマッチングしていた、監督は僕の中では伝説ともいえるドラマに携わっているのです。


「愛していると言ってくれ」いつまでも心に残る作品でしたが、監督が演出した今回の作品、「七つの会議」はどうだったのか?


僕なりの感想を述べていきたいと思います。

 

 

 

 

 


【原作:池井戸潤】

 

 


この作品、池井戸潤の小説が映画化されるというので、興味がありました。この小説もおもしろい内容だったのですが、やっぱり池井戸潤の作品はいつもパンチがありますね。代表作でもある映画「空飛ぶタイヤ」も少し前だったか劇場公開したさいに観たのですが、企業や銀行などの職場を表現する独特な作品にはみんなとても興味がありますし、何より見入ってしまいますね。

 

その後も空飛ぶタイヤのドラマ作品を動画配信サービスでみて、映画とドラマ、両方を堪能したほどです。


池井戸先生の小説のデビュー作は2000年にフジテレビでドラマ化されたサスペンス「果つる底なき」

都市銀行の内部を舞台にした小説でドラマも楽しめた作品です。

テレビか映画でもう1度やってほしいと願っている作品なのですが、当時見ておもしろかった記憶があります。


銀行内部の不祥事系の作品はどうしても面白いですよね。

ドラマ作品の代表的なものといえばあの「半沢直樹」、高視聴率をとり有名になりました。

 


この作品も実は池井戸潤の小説なのです。半沢直樹、面白かったですよ!

 

僕は今回の作品、「七つの会議」も当然おもしろいだろうという勝手な予測でスクリーンの前に座っていました!

 

 

 

 

【脚本:丑男健太郎:李正美】

【プロデューサー:伊與田英徳】

【音楽:服部隆之】


【主題歌】ボブ・ディラン「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」


【キャスト】


八角民夫:野村萬斎
北川誠:香川照之
原島万二:及川光博
坂戸宣彦:片岡愛之助
三沢逸郎:音尾琢真
新田雄介:藤森慎吾
浜本優衣:朝倉あき
佐野健一郎:岡田浩暉
田部:木下ほうか
淑子:吉田羊
三沢菜々子:土屋太鳳
名倉翔平:小泉孝太郎
星野:溝橋淳平
飯山高実:春風亭昇太
江木恒彦:立川談春
加茂田久司:勝村政信
村西京介:世良公則
梨田元就:鹿賀丈史
宮野和広:橋爪功
徳山郁夫:北大路欣也

 

~公式サイトはこちらから~

 

 

 


【ストーリー】


都内にある中堅メーカー東京建電の営業一課の係長八角民夫(野村萬斎)は営業会議中でも居眠りするような、ぐうたらな社員。
トップセールスマンである一課の坂戸宣彦(片岡愛之助)からは、そのぐうたらぶりをみて怒鳴られる。

絶対的な存在の営業課長北川誠(香川照之)が進めている結果主義の方針で働く部下たち。

ある日社内で起こった八角民夫のパワハラ発言で坂戸宣彦は人事異動処分となる。

北川誠の信頼も厚く気に入られていた坂戸に対する委員会の異動の処分に不可解さを残し去っていく。

それが発端で、原島万二(及川光博)が新課長に着任される。

新課長に着任された原島だが、成績を上げられず北川誠にどなられている。


サラリーマンという組織の中で、営業成績の戦いと葛藤の中、


ある日想像を絶する秘密を知ることになった・・・

 


【この映画をサラリーマンたちにオススメしたいそのワケとは!】

 

特にこの作品は、日頃サラリーマンとして働く男性や、会社での女性の立場としての役割に迷っている女性、におすすめです。

 


その理由はというと、この作品は、東京建電という中堅企業を舞台にしたサスペンスなのですが、池井戸潤先生のストーリーが、サラリーマンで働く男女の葛藤や、サラリーマンとして働く人の生き様もようがうまく表現されているからです。

 

 


会社にある秘密を知ったとき、会社という組織の中にいる人たちは何を考え何を思うのか、日々家族や自分自身のために一生懸命働いているからこそ、
会社という組織に対する思いというのも、社会の枠組みの中で生きるものとして大きな思いや葛藤が働く人々なら誰しも当てはまります。

 


そういった難しい表現を池井戸先生と福澤監督、そして豪華俳優陣がうまく演出していると思います。

 

映画の中で流れる曲も入り込める曲ですよ。


組織で働くお父さんなら間違いなくこのストーリー性にうなずけますし、社会にある問題に考えさせられるはずです。

この映画を観てどう楽しむのかはアナタ次第ですが、ミステリアスな不思議の部分がとにかく謎で、解決するまでの時間が結構面白いと思います。

僕は、サラリーマンの方なら楽しめると思ったのでおすすめしたいと思いますが、実はこの作品、サラリーマンの方だけにおすすめしたい映画ではありません!

サラリーマンで働くお父さんだけのものではありません!


会社で働くウーマン、女性にも当然観てほしい作品だと思いました。


その理由は、女性にとっても、会社で働くことは男性と同じで大変なことですし、会社で働いているからこそこの作品にうなずける部分があると思ったからです。


だからこそ、この作品を会社組織で働く男女におすすめします。


この作品は会社と従業員の中にある「ミステリアス」をうまく表現していて、日々会社で働く人たちならではの日常にある突然の恐怖は、「池井戸潤作品」の世界観らしいと思いました。


もっと言えば会社組織で働く家族たちにもおすすめしたいですね。


例えばなんですが、会社組織で働くことって結構大変だと思いますが、会社組織をしらない家族たちはあまり組織にいる本人の大変さをわかってくれないってのがあります。


そうだと思います。今までに会社組織を経験しているならなんとなくわかるでしょうが、会社組織をしらない学生やこどもならわからないことだと思います。

あなたの大切な人が会社という場所にいるなら、なんで一生懸命働いているのかなんとなくその気持もわかるでしょうし、世間にある矛盾と現実を目のあたりにして会社組織で働くという大変な部分を少し感じることができるかもしれません。


その怖さや厳しさ、本当がわからない展開になぜかハマって楽しめるはずです。

そう考えると、作品を1人で楽しむっていうのも良いかとは思いますが、
家族でこの作品を楽しむっていうのもアリかもしれませんね。

 

 


【おもしろかったところ】


おもしろかったのは豪華俳優人の演技です。

やはり香川照之のおもしろさは半端ないですね。芝居がすごく好きです。演技が本格的で、ゾクゾクするほど役者魂が伝わってきます。

俳優でもあり、歌舞伎役者でもあり、日本にいなくてはならない貴重な俳優さんだと思っています。


香川照之の作品は昔から見てきましたが、2000年の公開映画「静かなるドン」の演技もインパクトがありおもしろかったですが、僕は、静かなるドンを鑑賞したあたりから香川照之作品をよく見るようになった気がします。

顔面で体当たりの演技をする俳優さんなのですが、半沢直樹の福澤克雄監督とのメガホンで演じる今回の作品は飽きのこない香川照之が見られた感じがしました!

 

そして係長の八角民夫役に野村萬斎。


野村萬斎といえば狂言や能などの舞台で有名ですが、ドラマや映画といった役者さんでもあるのです。

陰陽師シリーズやゴジラなどで演じるスタイルは、見るものを引き込む才能をもつ俳優といった感じがします。

独特の喋り方は狂言を見ながら映画を楽しんでいるといった一石二鳥のお得感を感じずにはいられません!

また、香川照之との共演というのも嬉しいですね。


2人の演じるシーンも熱く、謎めいていた部分がとても良かったのですが、


今回の役者陣が豪華すぎることだけで見どころを超えてしまっていますね。

 

今回の役柄で、「顔面けいれんミッチー」の演技も見れました。

 

※この↓の画像はこの作品とはまったく関係ありません!

 

 


原島万二役を演じる及川光博(ミッチー)ですが今回の役どころは係長から課長になった原島が、どう謎をといていくのかというのも見ものだと思います。


ドーナツを無人販売した朝倉あきのキャラクターがこの作品の「縁の下の力持ち」になっている気がします。

この作品にはいなくてはならない重要なキャラクターだと感じています!

東京建電の営業一課浜本優衣役の(朝倉あき)との演技が、推理小説の中にいる同士といった感じがして、

ミッチーと朝倉あき、この2人がお互いに自分の思いを表現し、次第に相棒のような関係を築いて謎をといて行く姿が妙に楽しかったです。

坂戸役の片岡愛之助出演に驚いたのと、飯山孝美役に松風亭翔太登場にも驚きでしたし、あとは新田雄介役に藤森慎吾くんが登場したのも新鮮で面白いと思いました。

 

悪役がすんなりハマっていましたね。

 

 

※この↓の画像と作品とは、全く関係ございません!

 

 

淑子役には吉田羊。店で八角と出会っていた謎の女性だったのですが、吉田羊の演技はなぜか安心感がありますね。

役にハマるというか、奥さん役だろうが、不倫役だろうが、この女優さんならなんでもこなせるでしょうね。

八角に言ったセリフ「私達のことはいいから・・・」だったと思いますが、少し泣けるシーンもありました。


加茂田役の勝村政信ですが、今回も役とキャラクターに違和感がありませんでしたし、三沢菜々子役の土屋太鳳はかわいかったですし、村西京介役の世良公則は、いつまでもカッコイイですね。

 

 

東京建電社長の宮野和広役の橋爪功、数々のドラマや映画に出演している知らない人はいないほどの名俳優ですが、


今回の作品では、社長という立場でいう大声のセリフにドキドキしました。


大声でセリフを語るのは、香川照之が得意とする分野ですが、橋爪功のもっている声の表現も良かったように思いました。


そして大物の徳山郁夫役の北大路欣也。

東京建電の親会社、ゼノックスの代表取締役社長です。

大物の中の大物、てっぺんです。


映画の中では、「御前様」と言われています。


座ってポツリとしゃべるだけで、独特の存在感という名のオーラを発する役者さんが他にいるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

ストーリーもそうですが、ストーリーと豪華役者さんの融合がまずまずの作品に仕上がっていると思いますし、人気作となっていることを考えると、

内容と豪華俳優陣の演技にハズレがなかった作品かといえます。

 

【残念だったところ】


僕が今まで観た映画の中で、完璧だったと思う作品は現在までありません!


当然この作品にも少し残念だったところがあります。

 

それは最後の演出です。


映画は、まずまずの内容で進んでいきました。

謎めいた部分の本当の部分を早く知りたいと思って見たし、悪役の演出も憎くて良かったです。

最後に問題解決をしたかにみえたのですが、本当に問題は解決したのでしょうか?

この映画の1番最後には、実は、国土交通省調査役として、あの「役所広司」が出演しているのです。

 

 

※この↓の画像と作品とはまったく関係ございません。

 

 

 

 


役所さん、もう知らない人はいないほどの大物俳優なのですが、八角に「今回のことについて、このことをどう思われますか?」と聞くのです。


八角に質問したのが悪かったわけではないです。

僕が特に残念に思ったのは、その後の間とセリフです。


これは駆け引き的なところや、間を狙った演出とも言えますが、僕が感じたのは違和感でした。作品が1番最後になって、この場での間とセリフは必要だったのかということです。

 

 

 

八角は、質問の後、最後にこう答えています。

「日本人は忍者(サムライ)だからだと。これってどう思います?


つまり、日本人はサムライ精神があるからこんなことが起こってしまうというのが八角の答えです。


日本という国は今までの歴史をのぞくと、忍者やサムライのように国を守って来ました。

 

その考えをすべて否定するのか、それとも一部を否定しているのか、


肝心なこの真実を、1番最後の1コマであいまいな言い回しで完結した形で終わっているということです。

僕にもその答えはわからない!


でもその部分に対して、あと30分ほどの完結がほしかったと個人的には思っています。

 

【最後に】

 

映画とはなにか・・・僕はふとそんなくだらないことを思ったりします。


今回の作品を見終えたあともそんなことを考えていました。


悲しみや楽しさ、虚しさや劣等感、安心感や期待感、愛や本物の真実。


近年、みて良かったです作品も多くあるし、デメリットだけの作品も多くありますが、

感じ方には個人差がありますし、映画をただの娯楽としか思わない人もいるでしょうし、
映画を人生にとって1番大切なものと答える人もいます。

今回は、僕的には、観て後悔しなかった作品だったかなと。

池井戸先生のストーリーは現実社会的の裏側にあるミステリアスな話が多いですが、

映画欲とでもいうのでしょうか、池井戸先生の泣ける最高の感動作にも今後期待したいですね。

映画は出会いです。


出会いなくして、何かを感じることはできません。


今回のような新作映画もいいですね。

いつでもその出会いを感じることができるし、
その出会いをいつでもふり返ることができるのが映画の良さです。


この作品、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

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