150万PVを記録した林明輝のWEB漫画を実写映画化した「ラーメンくいてぇ!」を
アマゾンプライムビデオで観ました!
この作品の内容は、ラーメンに携わる人々を描いたヒューマンドラマなのですが、
ラーメンを題材とした面白そうな映画が久しぶりに登場しましたね。
映画公開を見逃してしまいDVDの登場を待っていました。
ついに2018年11月2日発売、レンタル開始されました。
監督、脚本:熊谷祐紀
原作:林明輝
キャスト
中村ゆりか:茉莉江(役)
葵わかな:コジマ(役)
片桐仁:赤星亘(役)
石橋蓮司:紅烈土(役)
「この作品のあらすじ」
生きる希望を見失っていた人気ラーメン店、清蘭の店主・紅烈土(石橋蓮司)のもとに、孫娘の茉莉江(中村ゆりか)が自殺を図ったと連絡が入る。
紅烈土は、一命をとりとめた茉莉江に清蘭のスープを一口飲ませた。茉莉江はそのスープを飲んだことをきっかけに、世界一のラーメンをつくることを目標に、
もう1度頑張ることを決意する。茉莉江は紅烈土にラーメンを教えてくれと頼み込む。親友のコジマと共に過酷なラーメン修行が始まった・・・。
「この作品の面白かったところ」
ラーメン映画といえば伊丹十三監督作品「タンポポ」。昔の話になりますが、当時は「タンポポ」を何度も観ては何度も感動したものです。
大まかな内容としては、お店のラーメンがいまいち美味しいとは言えない女店主がいて、たまたま店にラーメンを食べに来た大型トラックの運転手と助手に、
店の女店主は、ラーメンを教えてくれと大型トラックの運転手たちに頼み込みます。
大型トラックの運転手にラーメンづくりを教えてくれと頼むんですよ!
ラーメンとは関係なさそうなトラックの運転手にですよ!ですがそのトラックの運転手はラーメンにとても詳しいのです。
ラーメンにやたら詳しいそのトラックの運転手にラーメン作りを頼み込む女店主のその光景に驚いたのを思い出しながら、タンポポにのめり込んでいった当時の
記憶がよみがえってきます。
だからこの映画、「ラーメンくいてぇ!」はどういうストーリーで楽しませてくれるのだろうと思っていましたが、
主人公が女子高校生だということでなぜが不意をつかれた感じがしました。
女子高校生がラーメン作るんだ・・・?
と不思議に思いながらも映画を観ていったのですが、思ったよりもおもしろい。
女優の「中村ゆりか」、そして女優の「葵わかな」。
この2人の演技に注目していました。2人はどちらも今注目されている若手女優です。
ドラマやその他様々なジャンルで活躍している中村ゆりか、そして、映画「サバイバルファミリー」の鈴木結衣役で一躍映画女優として注目されている「葵わかな」。
そして、石橋蓮司がどういった演出をするのかにも注目して観ていました。
おじいちゃん役でラーメンを孫娘に教えるという役どころですからね。
茉莉江に「ラーメン作りは遊びじゃないんだぞ、夜も走れ!」
と言っていたセリフがなぜか笑えました。
感想としては、「タンポポ」とはまた違ったおもしろさと言いますか、
新鮮な内容と演出で、今までになかったラーメン映画でした!
ラーメンの美味しさとはなにか・・・
ラーメンを味わうというその人間の本能をシンプルに表現していると思います。
赤星亘(役)の片桐仁(お笑い)(俳優)の演技もおもしろいんですよね。
なぜか笑えるんですよ!
「この作品の悲しかったところ」
「幸せな気持ち」・・・
この作品では「幸せな気持ちになる」というセリフが出てきます。
幸せな気持ちは苦しい気持ちの裏にあるもの。
苦しさや悲しさの裏側にあるからこそ本当に大切な幸せな気持ち~
幸せな気持ちで料理を作るからこそ、その調理は本当に美味しい料理になるのかもしれませんね。
「この作品の感動したところ」
「この作品の悲しかったところ」の続きになるのですが、この作品の感動した部分は友達関係です。
茉莉江とコジマは仲の良い親友なのですが、どちらかが裏切ります。(どちらが裏切るのかは、ぜひこの作品をご覧ください)
裏切られて辛いはずなのに許します。
それは、美味しいラーメンを作りたいというお互いを尊重する気持ちが、
本当の友情を取り戻したのかもしれません。
「最後に」
ラーメン映画として楽しめる映画だったと思いました。
ラーメンの素材や味、調理法に関して、詳しく伝えている映画でした。
エンターテイメントとしての要素もあり、
なにより、ラーメンを愛するなら1度は観ておいたほうが良い映画です。
ラーメンを作る人側の気持ちを考えさせられる映画、ラーメンを作る人の周りにある大切なその思い、そしてラーメンを食べたくなる映画でしたよ。
あ~ラーメン食いたくなってきた!
(映画:タンポポより)
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